理事長

公立大学法人 和歌山県立医科大学

理事長・学長  岡村 吉隆

本学は和歌山県で唯一の医科系大学であり、設立以来、地域医療の充実と県民健康の増進を第一の使命に教職員一丸となって日夜取り組み、研究活動においても各分野で国内外トップレベルの成果を挙げております。障害者スポーツの分野でも、私が院長を務めていた際に、本学附属病院が日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会推薦メディカルチェック医療機関として認定を受けるとともに、全てのパラリンピアンのメディカルチェックを行うなど、我が国のトップランナーであると自負しているところです。

こうした中で、平成25年度に本学の「みらい医療推進センター」が「障害者スポーツ医科学研究拠点」として文部科学省の共同利用・共同研究拠点の認定を受けましたことは、本センターの活動が国に高く評価されたものであり、誠に喜ばしく思います。

和歌山県では2015年に国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の開催が予定されており、全国から障害者を含む数多くのアスリートが当地を訪れ、熱戦を繰り広げることが期待されています。さらに、2020年には東京でオリンピックとパラリンピックが開催されることが正式に決定いたしました。今回のオリンピック・パラリンピック招致活動では障害者スポーツが大きく取り上げられていたことが特徴であり、この分野における競技者支援活動がこれまで以上に重要であることを強く印象づけました。

本センターは、3次元動作解析装置や人工気候室等の最新鋭の設備を備えるとともに、臨床医学の機能も併せ持ち、障害者の方々のスポーツへの取り組みを総合的に分析、研究、支援することが可能な全国屈指の施設です。障害者スポーツの研究に取り組まれる皆様方には、ぜひこの施設をフルにご活用いただき、共同利用や共同研究等を通じて各分野における研究の更なる進展を図って頂きたいと存じます

また、この施設を活用した研究は必ずしも障害のある方々のみを対象としたものではなく、障害を持たないアスリートの競技力向上や高齢者の健康増進、傷病からの回復期にある方々へのリハビリテーションなどにもおおいに役立つものと考えていますので、幅広い分野での活用を期待します。